2010年12月18日土曜日

こくち

がんの告知ということについて考える事。
昔は、がんと知る事で自暴自棄になったりするのではなかろうかということで、告知しないことが多かった。(今でも、そうなのかな?)家族にだけ伝えて、周りが腫れ物を触るように対応する。が、検査項目とか、ふとしたはずみの失言で患者が知ってしまう。だいたいは、患者もそうなのかと周囲に合わせてあげる。
今は、患者本人は医師から告知を受けて知っている。自分のがんについて検査結果も含めてどのような状態にあるか理解している。ところが、その自分のがんを周囲に告げると、それぞれのがんに関する知識でもって理解しようとする。中にはいろいろアドバイスをしてくる人もいる。たいがいは、自分のケースにあてはまらない。自分の体を気遣ってアドバイスしてくれてるので、つっけんどんにはねつけるわけにもいかない。
そんなわけで、自分のがんを他人には告げないという選択もある。大沢親分なんかはそうだったようだ。体調不良で番組を休んでから2,3週間で死をむかえている。番組の中で「おれはがんだからね」と啖呵を切ったりしたら、大騒ぎになっていただろう。
さて、自分としては告知する方を選んだわけだが、どうなるだろう?ひとつの社会実験?
がんにもいろいろあること、患者の立場を考えて欲しい事などのきっかけになる?あんまりなりそうにない気もする。だって、ついこの前までは、何も考えない人だったんだし。

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