2011年7月20日水曜日

寄り道台風

気象庁から無断拝借。室戸岬を迂回して徳島県南部に一旦上陸したと思ったらまた東へ向かって行った。
四国東部の南東斜面に積乱雲が発達して大雨になっていた。対流活動が活発なので、そちらへ引き寄せられたってことなのだろう。昔、中国山地を飛び越えた台風というのがあって、それも同じような原因と考えられている。
実は、室戸を迂回でなく飛び越えないかとレーダー画像を時々見ていたのだが、遅くなって寝てしまった。
中国山地を越えた台風というのは、私が中学か高校の頃の話で、父親が「こんな台風は跳ぶんだよ」と言って、自分は「そんなバカな」と思っていたら、本当に飛び越えたのでびっくりした。父親を見直したときであったし、気象学を勉強したいと思った動機でもあった。
父親が教えてくれた台風は、もうひとつ「藤原効果」だった。こちらは、まぁ有名だが、なんで飛び越えるなんてことを知ってたんだろ。単に「年の功」だったのか、土木技術者として勉強したのか。でも、大学の気象学では、どちらも講義ノートには無かった。台風の進路予想も含めてまとめて数値予報する時代に入っていたからかな。

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