2010年9月30日木曜日

麻薬

阿片系の麻薬は、痛みに対して用いている間は依存は起らないと言われている。
普通は骨折とか非常に強い痛みに対する一時的な使用だし、あとは終末医療だから、きちんと医者が管理して使っていれば問題になることはないんだろう。第2次大戦とかベトナム戦争とか、傷病兵に対しての使用で依存が出ていたと言う話もあるが、まぁあれはアメリカのことだし(?)。
しかしである。昨日晩の看護師との話で、「いやー、7時前になると、薬が待ち遠しくなっちゃいますが、、、」と口走っている自分。
いや、もちろん痛みが少し強くなってくるって意味なんですよ。

これって依存?

2010年9月29日水曜日

ばろっく

少し夜が冷え気味の方が、夜中の P の回数が減って、よく眠れる。
よく寝て目が覚めたらぴったし 6:00。
朝はばろっくの時間。今日の解説は(あの)関根敏子さん。しかもギター/テオルボ。
いい朝だ。今日は点滴、がんばるぞ。(って、人生前向きになってきたんでしょうか?)

2010年9月28日火曜日

ぱっち

パソコンに向かってたら看護師さんに、「お仕事してますねー」
仕事というよりは趣味なのだが、、、
ま、入院前は好きなことやってても長続きせずに横になったりしてたから、痛みのコントロールがどれだけ大事かってことなんだろうな。
でもって、何の趣味をやってたかというと、こんなパッチ を作って submit していた。なんかこっちの世界の人からみたらパワー全開(復活)中に見えそうだな。

あさいち

朝一番 (7:00) で採血。
WBC 3130 で基準値 (3500-8500) を下回っているが、治療中は正常値の範囲ということで明日の点滴決行。
気がついたら、RBC (赤血球) HT (ヘマトクリット) Hb (ヘモグロビン) 軒並み L が付いてる。一人前に免疫機能低下中。
一方で治療前から1週間毎に CRP は少しずつ下がって来ている。以前 H が付いてるが。「リューマチでも高くなりますからね」と言われた時に「え?リューマチ?」と突っ込むべきだったんだろうな。頸椎症からくる炎症だろと勝手に納得してた。
追記:体重 54.9kg 風呂場で量ったら 57kg くらいあったのに。。。

以下、病室から見た秋の雲。こんな雲が出てるときは晴天は長続きしない。(らしい、、、が予報では明日も晴)

2010年9月27日月曜日

ベッド

例によって土日は自宅へ。
病院のベッド(パラマウント)に比べてクッションがいいのだが、背中の痛みには悪いような気がする。
抗がん剤の効きが点滴から時間が経過して弱まっているのかもしれないが。
んなんで、一時は塗り薬無用かと思ったが、やはり必要。朝食の7:40まで待てずに、朝6:00にビスケットをかじって(胃の働きを促しておいて)非オピオイドの鎮痛剤を服用。
ちなみに対角線の患者さんも手術後か痛みがあるようで、同じ頃ナースコール。看護師さんが、朝の薬を前倒しで飲んでみるか注射をするか聞いていた。

2010年9月25日土曜日

どようび

外泊で家に。
FM聞き放題。
なんか面白過ぎのミュージッシャン発見。(今頃と言われるかも)

2010年9月24日金曜日

UC

予定では、消化器科(+高血圧)の薬が切れる日なので、外来の診察室へ行って来た。
前回撮った胸部X線写真を初めてちらっと見た。普段は病室で回診があっても先生の端末付きじゃないのですぐには見られない。たってと要望すれば面談室にあるのだが。
消化器の先生「あ、なおってきてますね」
つまりは化学療法の効果が出て来ているってことで、肩の痛みもすこしずつ和らいで来てる感じ。
#タイトルは、消化器科で見てもらってる潰瘍性大腸炎

2010年9月23日木曜日

みまい

悪いと思うが、見舞い伺いは(親族以外)お断りとする。
病院の入院案内には面会時間が決められているのに、時間外でもホイホイと通されているが、、、
がん患者の治療中は免疫機能が低下している。面会者用の手消毒液が用意されているが、使っているように見えない。
こういうところに、「今日は下痢しよった」ゆうようなガキを連れて来ている。
ま、今の治療方針だと、外泊ホイホイ、通院治療も近いので、自己防衛しろってことなんだろうな。自己防衛しなくちゃ。

#こういう愚痴が出るってことは、治療がうまくいっていて、調子が回復してるってことなんだろうな。

2010年9月22日水曜日

てんてき2

治療開始8日目。抗がん剤の点滴 2回目。
普段は昼間あまり P出ないのに、点滴してると行きたくなって困る。2時間の点滴中 2回。終了間際に3回目行こうとして立ったら血液が逆流してあわてた。全部終了まで待つ。
合計してみたら 100+250+250 = 600 ml の水が体に入ったのだから、行きたくなるのも当然か。
とりあえずは、順調に経過。今回はぽたぽたのお話は聞こえず。前回は麻薬のせいかな、やっぱり。

りもこん

病院には個人別にテレビがある。と、言ってもテレビカードを買って見るわけだが。
一応、夜9時消灯以降はテレビはご遠慮くださいということになっている。
各ベッドはカーテンで区切られていてある程度プライバシーが確保されているが、薄いカーテンなので、消灯するとテレビ画面の光がちらちらしてそれなりにうるさい。
でもって、昨晩のお隣さんだが、テレビをつけたまま寝てしまい、そのまま9時の消灯時間。
こっちもすぐに寝なくちゃいけないような切迫した事情は無いし、別に大目に見てたっていいのだが、隣はいびきをかいているってのに、光がちらちら。なんとなく「邪魔やなー」と、思ってしまう。
カーテンの端の隙間から、自分のリモコンの狙いを定めて。

ぷちっ

成功!別に切迫した事情も無いのに、どうせ、夜はトイレで何回も起きるのにね。
(お隣さんの関係者、これ読んでないよね)

2010年9月21日火曜日

なの

というわけで、iPod nano を入手。
このサイズで、コイルもバリコンも無いだろうに、チューニングできるというのが不思議。nano 秒単位でディジタル的にディレイを作って、、、とかやってるんだろか。
FPGAとかあーゆうので、FMラジオが作れちゃうんだろうか?
おかげでテレビ視聴代金が少し節約できて、聴きながら本が読める環境になった。
目ざとい看護師さんには、早速受けてましたが。。。
血液検査の結果 WBC 3670 (正常値は 3500-8500 だから、ほぼ下限)ということで、明日は第2回の抗がん剤点滴決行。

2010年9月18日土曜日

どっち?

というわけで、便秘のピンチを脱したわけだが、抗がん剤の方の影響が下痢の方に効いてるっぽい。水のようなではないが、あまり形をなさないものが少しずつ出て来て、例の下痢のときの酸性刺激?があって出口が痛くなる。
あたしの今は便秘?それとも下痢?便秘薬はもらってるけど、下痢止めは必要?
てなぐあいにいろいろ混乱してくるのが薬の副作用。

2010年9月17日金曜日

座薬

便秘の薬が効いて来たのか、麻薬に打ち勝って便意を催すようになった。が、固い。
座薬を貰って、、、ところがシールを開けたとたん2つに折れてしまった。なんとか両方を突っ込んだつもりだったが、押さえていたティッシュをみたところやはり後の半分は失敗してたみたいだ。
10分から15分待てと言われたが、9分ぐらいでトイレへ。
格闘10分、約0.5食分くらいの固いのが出て、一旦退却。
次はゆっくりと思ったが、昼食を7割ぐらい食べたところで第2ラウンドへ。
以後、格闘ラウンドを数えることもできず3時ごろまで大半をトイレで過ごす。
問題は、そこに○ンコが詰まっている間は前立腺を圧迫してPが出ない事。
なんとかPまで解決に4時ごろまでかかる。
あー、しんどかった。

切れた

麻薬の作用
1. 前立腺
2. 便秘
2がきつくなってきた。麻薬の作用が切れる時間帯にならないと便意をもよおさない。で、今は3日目の朝7時前の切れる時間。座ってりきむが固くなっていてなかなか出てこない。ついに痔の方が切れた。
毎食後飲む緩下剤を貰ったが、麻薬で便意が押さえられてしまうというのはどうしよう。

2010年9月16日木曜日

制御

ペインコントロールの要領がつかめてきた感じがする。
通常の鎮痛剤に加えて麻薬成分の鎮痛剤を追加しているわけだが、足りない分を頓服の効きの早い麻薬入り鎮痛剤で補うことになっている。
でも、これだと、足りない分というのが痛くなって来てから頓服なので、いくら効きが早いといっても暫くは痛みに苦しむ事になる。
そこで、足りないところの時間帯を予測して、ここで整形外科から処方してもらったローションタイプの外用薬を使う事にした。
通常の鎮痛剤は朝食/昼食/夕食後の服用指定だが、これだと8時、12時、18時で、真夜中になると効果が切れてしまう。なので、6時前、12時、7時と時間をずらして飲んで、あとは寝る前にローション、夜中にトイレに起きたら痛くなくてもローションとやってみた。
まだ、2日ほどだがこれで痛くてつらいということがほとんど無くなった。
あ、通常の鎮痛剤をもう1錠出してもらえないかというと、一応これが限度と決まっているんですね。あと、以前のようにローション使い過ぎで肌荒れも無いので都合がいい。麻薬タイプが1日2回で一応24時間効いていることになっている。が、服用時間の直前あたりは多少効きが薄れて来ているようだし、飲んですぐもあまり効いていない。
化学療法の副作用でげんなりするはずなのに、痛みがなんとかなりそうとわかると、気分が前向きになってくる気がするのは、、、あ、麻薬のせいかもね。アハハ。

2010年9月15日水曜日

なう(じゃないって)

てんてき中。

ま、終わってから書いてるんだけどね。
  1. 30分:吐き気止め+過敏症を抑える薬+胃薬
  2. 60分:抗がん剤1
  3. 60分:抗がん剤2
予期される副作用は今のところなし。(ま、入れてすぐだしね)






ビタミン剤を並行で落としながらであるが、点滴がぽたぽた落ちるところを見ていたら、こいつらなにやら訳の分からんお話をしている。後で、かみさんにそれを話したら、「何を話してたの?」「だから分からん言ってるだろ」

コウガンザイマン:さぁ、ぼくたち出動命令だよ。えいりあんをやっつけるぞ。
ビタミンザイマン:ぼくたちが地球人を守るから、思う存分戦ってね。

だったらいいな。

2010年9月14日火曜日

切れる

麻薬の入った鎮痛剤は1日2回、12時間有効ということであるが、その切れ目あたりは少し痛みがきつくなってくる。
が、同時にちょろPも無くなって、少々溜まり気味だったのが順調に排泄される。
麻薬が切れるのがいいこともあるんだなぁ。

明日から化学療法。しんどさはかなり個人差がありそう。同室の東の人はわりとけろっとしてるが、南の人はしんどそう。別の薬を使っている南東の人はずいぶんとつらそうだ。

鎮痛

そんなんで、肩の痛みも整形外科からがん治療の一環へ移行。
整形外科でもらっていた、ゆるく効く鎮痛剤から、標準的なものに。が、最初から限界量。効果のある時間が1日3回のんでいても24時間になってくれず。切れてるときは整形から貰った塗り薬と同じ有効成分の市販の塗り薬でしのいでいた。
が、昨日から麻薬成分の薬を追加。
通常の鎮痛剤を補強していい感じかなと思ったら、久しぶりにちょろちょろPに。これは、もうだいぶ前に電子レンジ的原理によって焼いて小さくしていたのだが、こんなところで復活するとは。薬の注意事項(例によってネット)にもちゃんと要注意と書いてあるし。
なんとなく、ターミナルケアっぽくなってきたなぁ。

2010年9月13日月曜日

ばか

ここらで、自分のバカを告白しておこう。
なんだかんだで、最大の兆候は2年前に肩が痛くなりだしたことだろう。60も近いし、このところ特に肩こりとかなかったし、普段は姿勢もいいほうだし、「50肩だろう」と思った。
50肩を経験した人の話(例によってネット)では、いろいろ治療したけど何をしても直らず、そのくせある日突然直ったというのだ。なので、自然に直るのを期待してアンメルツでごまかしていた。
ごまかすこと1年。なかなか直らんなぁというので、またまたネットで50肩診断みたいのを発見。やってみたら、頸椎とでた。お、これはやばいというので、整形外科へ行った。
ま、ここまでは普通のバカだ。
首の牽引をやって、レーザー治療をやって、そろそろリハビリですというのだが、肩やそこらの動きは悪くないと思うのだが、整体師さんに動かされると痛みが増す。他の人は、よかったと言ってるのに。
そのうち、咳が出だす。ところが、整形で貰ったローションタイプの塗り薬が、「ぜんそくの人は止めるように」と、書いてある。ローションが乾いたときに白い粉状のものが出ていて、これがぜんそくを悪くするかもしれないというのだ。
このへんから、大バカになる。
つまり、ローションの痛み止めが無いと痛くてたまらんが、ぜんそくと言ったら薬が使えなくなると思い込んでしまう。
咳が出てたら医者に見てもらうようにと皆が言ってるのに。とりあえず痰に血が入ったり黄色い膿状ではないし、ぜんそくだと思い込んでいた。
だから、こちらも我慢できなくなって呼吸科を紹介してもらおうと消化器の先生に言ったときも、ぜんそくの薬=吸入薬を出してもらう程度に考えていた。
それが、入院とは。
一病息災というが、血圧、消化器、整形と3病あっても息災でなかったバカの懺悔です。

2010年9月11日土曜日

CT

画面右側が左肺。下が背中。下から覗いている図になってしまうのは、医者から見て右にある体の左が右になるように表示するというルールがあるためらしい。
がんは、かなり大きい。
CT観察下針生検では、採取したサンプルにがん細胞は含まれていませんでした。ということで実はよくあることだそうな。
血液検査の結果などを加味して、非小細胞がんと判断し、カルボプラチン+パクリタキセルの組み合わせで化学療法に入ります。
が、効果が無かったらとか、副作用が強かったらとか、ま、いろいろあるかもしれないね。こうなったらまな板のコイ。信頼してやるっきゃない。どうせ、人間の命は限りがあるんだからね。

2010年9月10日金曜日

無罪

公判の段階から予想されていたとはいえ、判決が無罪であったことは、まずはめでたい。
しかし、軒並み男性どもが検察の作文調書に署名していて、唯一起訴前も公判でも主張が一貫しているのが、女性とは。ま、よくありそうな話ではある。
本当に、村木さんは公務員の鏡だ。
それに比べると、自分の作った作文のうまさ(?)に酔い痴れて本質を見ようとしない官僚というのは検察庁だけにいるというわけでもなさそうだ。

えいりあん2

じゃ、映画のエイリアンみたいに、人間の体内から皮膚を突き破って出てくるにはどうしたらいいか、考えてみた。
基本的に人間には抗原抗体反応があるので、へたなところに潜んでいるわけにはいかない。チビの間に白血球に囲まれてあえなく死んでしまう。
人間にも寄生虫てのがあるから、とりあえずは消化管に潜むのが得策。食べ物は全部異物だからこれにいちいち反応してたら、あ、アトピーか。
かなり大きくなるまで体内で成長しなければならないが、子宮をお借りするというわけにもいかない。それだと、皮膚を突き破るんじゃなくて分娩だ。
やっぱり、大きな場所といえば腹腔だから、ここの小腸・大腸を押し分けて成長して行く。
だと、やっぱり腹が膨れてくるから不自然。
きっとエイリアンの幼虫には人間の体に部分麻酔をかけて腸管を繋ぎ変えるくらいの能力があるに違いない。繋ぎ変えてショートカットにし、いらなくなった部分はエイリアンがおいしくいただく。(ぉぇ)
腹腔を全部占めたら、さなぎになってスプリンング状に体を延ばすための準備をする。
スプリングが弾けるように、一気呵成に胃と食道を突抜けて、宿主の口から頭が飛び出す。両手両足もスプリングで腹腔を突き破り。。。

あ、入院中とはいえ、なんちゅうおそろしい想像をするのだ。(って、そういうのを映画にしたら、みんなぁ喜ぶのはどういうわけ?

2010年9月9日木曜日

景色

5Fの北側の窓からの眺めはなかなかいい。
秘密兵器の双眼鏡をこっそり持ち込んで、町並みとお山の観察。(しかし、久しぶりに出して来た双眼鏡は光軸がずれてるよ。もう、お払い箱やなぁ。)
画面中央に小さくではあるが自分の仕事場の建物が写っている。同僚諸君!頑張って仕事やってるかな?
なんにしても、近くに大きな病院があるってことはありがたいことだ。
大きな病院は全国チェーン(?)なので、先生がよく転勤するみたいだけどね。ひょっとすると婦長さん(看護師長か)も転勤があるのかな?地元の言葉とちょっと違っていた気がする。

2010年9月8日水曜日

DoS

話題は変わって、岡崎市図書館の件
一般常識と技術者の常識がずれてる時に、警察が一般常識基準で動くのはあたりまえだろ。
あとは、検察とか裁判で情状酌量として技術者の常識とやらを振りかざしてみたらいい。
と、いうあたりが分かんないんだろうかね?この頃の技術者(自称?)は。
多分、自分だったら、単純に1秒置きのGETで落ちるんだったら、10分置きとか、Cookieを付けてみるとか、ステルスで取れる方法を探ってみる。だめなら、「おたくのシステム欠陥ですよ」くらいの通報はしてみる。
匿名でいながら失敗を重ねるのは技術者でもSEでもない。
T氏あたりの尻馬に乗って不当逮捕とかネット(だけ)でつぶやいても技術者とは言えない。
ま、自分がたいした技術者だとは全然思わないけどね。

えいりあん

昔、医者に聞いた話をもとに。

がんというのは、その人自身なので、免疫反応が起らない。それどころか、がんができるとソの周りに血管が集まって来て、せっせと栄養を運び出す。いわば本人の「本質」のようなもので、人間の皮をかぶったエイリアンのように細胞が変質というよりは本性を現してくる。

つまり、がんにならない人=地球人とすると、がんになる人=エイリアンなのだ!

んなわけないけどね。

その医者だけど、最近くも膜下出血で早死してしまった。地球人だった。(違うだろ

2010年9月7日火曜日

和解

「ごめんなさい」というメールをいただいた。
シヌシヌと言うといいこともある。
その時は相手のストレスとかも理解できたし、同情したけど、こちらから何を言っても通じないかと思ってそっとしておくことにしてた。
あちらは、まだまだ現役活躍中。自分が引退モードに入ってしまうのは恥ずかしいかも。
ま、何にしても理解し合えるとわかったことはいいことだ。

諦観

昔の友人からはげましのメールをもらう中で、「心の平安を」という人がいた。
闘病生活で諦観を持つようになったそうな。

ま、だいたいその線でいけてるような気はしている。
膠原病で長く苦しんで早死にした友人とか、中国の山で雪崩に巻き込まれた先輩とか、川で溺れた留学生とか、つい最近もがんで亡くなった同年代の身近で働いていた女性とか、いい人が早くに亡くなっていた。
ま、いい人だからではなく、つきあう範囲がみんないい人なだけだと思うけど。

死はいつどんなふうにやってくるかわからないから。いつ死ぬ事になってもあわてないこと。
なんちゃって、しぶとく生き抜いちゃうかもしれないかもよ。

2010年9月6日月曜日

てんてき

とりあえずは検査の時に必要だったりするが、化学療法はこれのオンパレードの予定。

64

一連の検査の中にあった、頭部MRI。
検査中はブーッ、ブーッと大きな音がする。それも、検査位置というか角度というかフェーズというかによって、違った調子で連続する。
あるフェーズで、なんとなく数を数えてみた。
1, 2, ... 60, 61, 62, 63, 64
ん?64で止まって次のフェーズへ移った。
64 という数になんとなく納得した。

When I get older losing my hair
...
Will you still love me when I'm sixty four

さて、sixty four を迎える事ができるのやらどうやら。

2010年9月5日日曜日

死ぬ死ぬ

冗談でというか、大げさな表現で疲れた時とか暑い時とかに「死ぬ、死ぬ」と言ったりする。
でも、冗談でなくなっちゃったので、あまり考えずにカミングアウトしちゃうと、おせっかいをやいてくれる人がいるってことに注意しないと。
っていうか、やや遅い感が。
言葉だけとか、あの本を読むといいよとか、適当に対応できるけど、サプリメントプレゼントなんかされちゃうと、ちょっとヤバいというか。
とりあえず、その第1号は見たところ無害そうだけど。一応、主治医と相談しないとね。

外泊

家に次男家族が来ている。2ヶ月の赤ちゃんと一緒。
赤ん坊は抱けない。重い。

2010年9月3日金曜日

再検査

正確には検査追加
内視鏡で採った組織が、HE染色で形態を見ると小細胞の特徴であるのに対し、免疫染色(シナプトフィジン、クロムグラニン)では小細胞を示唆しない、と、出たそうで、病理部からは「小細胞であることを排除できない」とコメント付き。なんだそうで、呼吸器科のカンファレンスの結果CTガイド下針生検を勧めてきた。
自分は諦観を持つとは言っても、治療する人がベストをつくしていると納得して治療してもらうというのもいいかもと思い、検査追加に同意。
で、化学療法の開始は1週間ほど遅れる見込み。
んー。また一時退院するかなぁ?ここでのんびりするかなぁ?

2010年9月1日水曜日

再入院

ひととおり説明
Stage:IV
抗がん剤は
  1. 効き目が少しよいが、時間がかかる
  2. わりと点滴中の負担は少ない
どっちにしようか。1にしようと思ったりもしたけど、薬剤師さんの説明を聞いて 2に傾斜。治療後の生存年数(?)には差がないとか。